2024年8月20日 記者会見

1 農業生産額3年連続1,100億円台/県産果実の輸出量も過去最高

 知事は8月20日の定例記者会見で、山梨県の令和5年農業生産額などを発表した。農業生産額は1,167億5,400万円で、昨年に比べ28億6,700万円増加し、3年連続で1,100億円台に達した。水産業生産額も13億6,600万円と7,800万円増加。知事は「これらの成果は、生産者の努力の賜です」と生産者への感謝を述べた。

 一方、県産果実の輸出実績は、輸出額が約19億8,000万円、輸出量が約1,190トンで、輸出額は前年を下回ったが、輸出量は過去最高となった。国全体の輸出額が減少する中、山梨県では減少幅を抑えることができたが、国内外の他の産地とのさらなる差別化を図ることで輸出額を増やしたいとしている。知事は「生産・流通・販売の三位一体の高度化を進め、生産者の所得向上につなげていく」と述べた。

2 太陽光条例制定後、初の設置許可/太陽光発電の導入と地域環境や県民の安全安心な生活との両立を図る

 知事は、太陽光条例(山梨県太陽光発電施設の適正な設置及び維持管理に関する条例)の制定後、初となる太陽光発電施設の設置を許可したと報告した。太陽光条例は、太陽光発電の導入と地域環境や県民の安全安心な生活を両立させるために制定された。今回許可した発電施設は、敷地面積4.38ヘクタール、発電出力約2,000キロワットで大月市猿橋町桂台に設置される予定。今月13日許可された。

県では周辺地域の環境保全に支障がないよう、引き続き事業者の適切な維持管理を指導するとしている。知事は「今後の申請も慎重に審査し、地域環境や県民の安全安心な生活を最優先に取り組んでいく」と述べた。

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※会見の翌日以降にアップロードされます。 

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