世界をまたにかけて「山梨の先進技術を売る」
「県庁の職員」と聞いてどんな仕事を思い浮かべるだろうか。庁舎内の決まった席に座り、淡々と事務仕事をする。ビジネスからはもっとも縁...
「県庁の職員」と聞いてどんな仕事を思い浮かべるだろうか。庁舎内の決まった席に座り、淡々と事務仕事をする。ビジネスからはもっとも縁...
3月30日、「次世代エネルギーシステム研究開発ビレッジ」、通称「ネスラド(Nesrad)」の開所式が開かれた。燃料電池の研究機関...
燃料電池を実用化するために日本の産業界が結集した技術者集団が、東京・台場から山梨県の米倉山に拠点を移した。未来の人たちがエネルギーの歴史をひもといたとき、山梨・米倉山は重要なキーワードになっているかもしれない。
カーボンニュートラル実現には欠かせない燃料電池の開発で成果を挙げる山梨大学が「このままでは日本の燃料電池は中国に負ける」と危機感を募らせている。そこには、かつて日本が世界トップを走りながらもあっという間に後発の中国に抜かれたリチウムイオン電池と同じ構図があった。
カーボンニュートラル実現のカギを握る技術として注目を集めているのが、水素をつくる「水電解」と水素を使った「燃料電池」である。その燃料電池研究における日本最大の拠点が山梨県にある。水素・燃料電池研究の最前線に迫った。