2025年11月4日 知事記者会見

1 信玄公に市川右團次さん、勘助に市川右近さん/信玄公祭り初の親子共演

 知事は11月4日の記者会見で、来年4月に開催される第52回信玄公祭りの信玄公役に歌舞伎俳優の市川右團次さん、勘助役には右團次さんの二男、市川右近さんが決定したと発表した。

 市川右團次さんは12歳で大阪から単身上京して歌舞伎の世界に入った。以来、古典作品からスーパー歌舞伎などで幅広く活躍し、近年ではオペラ演出など新たな分野にも挑戦している。伝統と革新を兼ね備えたその姿勢が、信玄公役にふさわしいとして決定した。

 右近さんも若手ながら将来性豊かな歌舞伎俳優として注目されており、祭り史上初となる親子共演は、今回の祭りの大きな見どころとなる。 知事は「今年の信玄公祭りでは、伝統芸能の披露や子ども達のイベントなどを通じて新たな交流を生み出し、より魅力的な祭りとなるよう準備を進めていく」と述べた。

2 四川省と「戦略的互恵関係」構築に向けた覚書を締結/多分野で連携強化へ

 知事は、中国・四川省との友好県省締結40周年を記念する式典に参加し、両地域の経済発展や地域課題の解決に向けた覚書を締結したと発表した。

 覚書では、食文化、青少年交流、観光・文化、介護、森林の5分野において、実質的な連携強化が合意された。具体的には、県産酒の輸出拡大や料理人の相互派遣、文化財を活用したイベントの開催、介護人材や林業職員の相互交流などが盛り込まれている。

 また、四川省の宜賓市(ぎひんし)では、富士トラム構想に関連して次世代モビリティ「ART(自動運転型路面電車)」を視察、AIを活用した運行システムなどを確認した。 知事は、「今回の成果は、両地域の友好関係をより実質的なものへと進化させるものであり、今後の県政運営にもしっかりと役立てていきたい」と述べた。

3 県政功績者47人を表彰/県の発展に大きく貢献

 知事は、令和7年度の県政功績者を発表した。今年度は特別功績者1人、県政功績者46人の計47人。

 特別功績者には山梨中央銀行の代表取締役頭取を務めた進藤中氏が選ばれた。 県政功績者には、産業、福祉、教育、文化などの分野で活躍してきた個人・団体が選ばれており、うち女性は6人。表彰式は11月20日に開催される。

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山梨県公式ホームページの会見録      
※会見の翌日以降にアップロードされます。 

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