2023年4月25日 定例記者会見

① 知事がベトナムを訪問 ~農産物の輸入解禁と交流拡大に向けて~

 長崎知事は25日の記者会見で、5月2日から7日までベトナムを訪問することを発表した。

 超党派の国会議員でつくる日越友好議員連盟が農産物の輸入解禁に向けた要望のためベトナム訪問するのに同行して、ベトナム政府関係者に本県のブドウをPRし、早期の輸入解禁に向けた二国間協議を後押しするとしている。

 あわせて昨年本県を訪問したベトナム政府訪問団からの提案を受け交流協議を進めてきたクアンビン省を訪問し、同省政府高官と、人的交流や観光面での交流をさらに拡大するための意見交換もする。

 知事は、「ベトナムとの今後の取り組みに向けしっかりとした成果につながるような訪問にしたい」と語った。

② 「ハイクオリティやまなし」を海外にPR 

 知事は会見で、「ハイクオリティやまなし」を海外にPRする動画を作成し、今後のプロモーションに活用することを発表した。

 動画は、「上質」で「先進的」な本県のブランドイメージに沿って、富士山や果物、水やアクティビティなどの本県の魅力と、P2Gシステムやメディカル・デバイス・コリドーなどの先進的施策を紹介する内容。

 知事は「海外の方に、山梨を訪問したり、山梨県と一緒にビジネスをしてみたいと思ってもらえるよう、様々な機会や媒体を通じて情報発信を行う」としている。

③ 忠清北道との協力関係を加速 ~より実効性のある交流へ~ 

 知事は会見で、4月20日に韓国忠清北道の金榮煥知事を本県に迎えて行った交流協議の成果について報告した。

 金知事との協議では、これまでのような儀礼的な交流ではなく、今後の交流はより実効性があり県民に成果が還元されるものにしていくことを確認できたとし、具体化に向けて事務レベルの協議を進めていく。

 また、民間交流の拡大に向けて経済界にも働きかけ、日韓親善交流協会を設立することとなったことや、富士山の銘水株式会社が忠清北道に現地法人を設立する準備を進めていることなどにも触れ、更なる経済交流の拡大に期待するとした。

④ 米倉山を起点とする水素社会実現戦略会議の設置

 知事は会見で、水電解装置の導入目標や水素サプライチェーンの投資計画などを含む「水素基本戦略」を国が策定するのに合わせ、米倉山を「国の戦略に呼応したムーブメントを牽引する世界的イノベーション拠点」とするための戦略会議を設置することを明らかにした。大学や研究機関、企業などの関係者により、米倉山の機能を最大限に発揮し、更に強化するための方向性について検討していく。

 知事は、「P2Gシステムで最先端を走っている本県が、国の戦略を先導する役割を果たしたい」と語った。

⑤ 低所得の子育て世帯の生活を支援 ~国制度に上乗せで5万円支給~

 知事は、国が実施する子育て世帯に対する1人あたり5万円の生活支援特別給付金に、県独自で5万円を上乗せして支給することを発表した。

 物価高騰の影響で家計が悪化した低所得の子育て世帯を支援する国の制度に加えて、子どもの貧困対策の観点からより手厚い支援を行うために実施する。 対象は児童扶養手当受給者や住民税非課税世帯などで、国の支援金の支給と合わせて5月末までに支給する。


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山梨県公式ホームページの会見録      
※会見の翌日以降にアップロードされます。 

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