2022年8月30日 定例記者会見

① 新型コロナウイルス感染症 臨時特別協力要請を延長

 長崎幸太郎知事は30日の記者会見で、直近1週間の新規感染者数が6947人で前週から2269人の減となったが、連日千人超の新規感染者があることや病床使用率が51.2%と高止まっていることなどから、依然として厳しい状況にあるという認識を示した。

 その上で、昨日延長した臨時特別協力要請と通常の協力要請について、「県民に不便を強いることを目的とするのではなく、ウィズコロナの新しい時代環境下で、命を守り、医療提供体制を守り、日常を守るためのもの。これらの要請内容の理解と自発的な実践が、超感染症社会へのステップアップにつながる」と要請の背景を説明した。

 全数把握の見直しについても言及し、発生届を高齢者や重症化リスクが高い人に限定する国の方針を高く評価するとし、国の見直し内容を見極めながら県の対応を進めたいとした。健康フォローアップセンターについても、全数把握の見直しに合わせて設置する方針。

 また、「自宅療養者への対応は破綻している」というコメントを引用した報道があったことにも触れ、発生届けの提出や患者情報の聞き取りなど、さまざまな対応に遅れが生じたことを認めて、不安な思いや不便をかけた患者に対するお詫びの言葉を述べた。

 その上で、国の全数把握による作業負担が遅延の原因であり、ホームケアライトの導入などの工夫により現在は概ね遅延が解消していることを報告した。

② ヤマナシクリエイターズリンク 文化立県に向けてクリエイターを支援

 知事は会見で、文化立県の実現をめざして「ヤマナシクリエイターズリンク」を立ち上げたことを報告した。

 クリエイターズリンクは、創作活動に関する専門的なアドバイスや、発表機会の情報提供などを通じて、クリエイターや文化芸術活動団体が県内で円滑に創作活動が行えるよう支援を行う。

 県では今後、クリエイターズリンクを核として、文化芸術による豊かさを実感できる山梨づくりに取り組んでいくとしている。

③ 県庁噴水広場の芝生化工事完成 より開かれた県庁敷地となるために

 県民の憩いの場である県庁噴水広場の芝生化改修工事が完成し、9月1日から利用可能となる。

 県庁噴水広場は県民等が訪れ憩うことができる場として5年前に整備。より使いやすいものとなるよう、周囲の芝生化やベンチの設置などのリニューアルを進めていた。

 今後は、噴水やライトアップにより憩いの空間としての機能を高めるとともに、中心市街地の賑わいの創出に向けたイベントでも活用していくとしている。

④ ふるさと納税返礼品「甲斐ベリー7」 3日で予定数量に達した幻のブドウ

 知事は、ふるさと納税の返礼品「甲斐ベリー7」の発送を8月30日から開始することを報告した。

 「甲斐ベリー7」は10万円分のふるさと納税の返礼品として用意されたが、7月26日の受付開始からわずか3日間で予定数量の50に到達しており、知事は「甲斐ベリー7の注目度が大変高いことを痛感した」と感想を述べた。  来年以降、順次出荷が始まる予定で、今後は市場へのPRやSNSを通じた情報発信で、品種の魅力を伝えていくとしている。

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山梨県公式ホームページの会見録      
※会見の翌日以降にアップロードされます。 

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