2024年2月8日 定例記者会見
① “県民生活の強靱化予算”を編成 ~一般会計の予算規模は5,145億円~
長崎知事は8日の記者会見で、2月15日に2月定例県議会を招集することを発表した。
2月定例県議会の提出案件は、条例案30件、予算案25件、その他の議決案件9件など。
条例案は、富士登山の適正化や富士山の総合的な安全対策を図る「山梨県富士山における登山の適正化に関する条例」のほか、多様性社会・人材活躍推進局などを設置するための「山梨県部等設置条例」の改正案など30件を提出する。
当初予算案は、「県民生活の強靱化予算」として、一般会計で5,145億4千万円余りを編成した。
② 建設的な議論ができる機運醸成へ ~富士山登山鉄道構想のPR動画を作成~
知事は会見で、富士山登山鉄道構想の主旨と県の意志を、よりわかりやすく説明するための動画とパンフレットを作成したことを明らかにした。動画は「富士山が抱える課題」と「富士山登山鉄道の整備イメージ」の2部構成。動画とパンフレットのデータは県ホームページで公開している。
パンフレット:https://www.pref.yamanashi.jp/documents/107234/fujisanrw.pdf
知事は、「この動画をもとに、地域の皆様、山梨県民の皆様に議論をしていただくよすがになればと希望している。」と語った。
また、昨年11月から始めた地元説明会の際の来場者アンケートの結果について報告した。
回答者の75.6%が「富士山の現状に対する理解が深まった」、64.6%が「富士山登山鉄道構想への理解が深まった」と回答。また、79.7%が「富士山の現状を改善する必要がある」と回答しており、知事は「説明会で理解が深まり、より有意義な議論を積み重ねていくことが期待できる」と話した。
説明会での主な質疑応答も県のホームページで公開し、「主要な論点が網羅されているので、富士山の将来を考えることに役立ててほしい」としている。
説明会での主な質疑応答の内容:https://www.pref.yamanashi.jp/documents/111348/qanda0208.pdf
最後に、2月22日にベルクラシック甲府でトークイベントを開催することを発表。
地元説明会では、参加者の約8割が50代以上であったため、大学生や高校生など次代を担う世代にも富士山の現状と未来を考えてもらいたいとして企画した。
知事は「ぜひ積極的に参加していただき、富士山の未来についての議論を活発にできたらありがたい」と述べた。
全文をご覧になりたい場合には、こちらからどうぞ
⇒山梨県公式ホームページの会見録
※会見の翌日以降にアップロードされます。