2023年4月11日 定例記者会見
① やまなし文化・スポーツ栄誉賞を創設 ~山梨学院高校野球部を第1号として表彰~
長崎知事は11日の記者会見で、新たな表彰制度「やまなし文化・スポーツ栄誉賞」を創設することを表明した。
新たな賞は、文化活動やスポーツを通じて県民に勇気を与え、その挑戦を後押しするような功績があった団体や個人を顕彰するもの。
甲子園で優勝を成し遂げた山梨学院高校野球部を、この新たな表彰の第1号として選定したことも併せて報告した。
知事は「県民のモチベーション向上や新たな挑戦につながり、山梨から新たな挑戦者が続々と現れることを期待する」と語った。
② 学校現場の文書半減プロジェクト始動 ~学校現場の事務負担を軽減し、子どもたちと向き合う時間を確保~
知事は教育長同席のもと、会見で、教員の授業以外の事務作業負担を軽減するため、「学校現場への文書半減プロジェクト」を実施することを報告した。
具体的には、国等からの収受文書について県教委でスクリーニングを行い、
・共有不要の文書を学校へ送付しない
・市町村教委で承知すれば良いものは、その旨を明記して送付
・学校現場で共有すべきものは、エッセンスを記載し文書処理を容易にする
といった対応を行うもの。
県の調査では、学校現場で年間1500件以上の文書事務が生じており、この負担軽減が急務となっている。
外部からの調査依頼については、法に基づくもの以外はなるべく県や市町村の教育委員会が回答することにし、県教委の調査についても、調査頻度を下げることやICT活用などによる負担軽減を図るとしている。
知事は「こうした取り組みにより、教員が児童生徒に向き合うという本来の業務に集中できる時間を十分に確保したい」としている。
③ 日展・富士河口湖町との協定締結 ~富士五湖自然首都圏の実現に向けて~
知事は会見で、10日に公益社団法人日展及び富士河口湖町と締結した「富士五湖自然首都圏フォーラムにおける活動推進に係る連携協定」について説明した。
日展は芸術の普及活動に力を入れており、富士五湖エリアでのアート作品の展示やイベント開催、アーティスト育成などを検討していることから協定を締結した。
知事は「アーティストに対し、使われない公共施設をアトリエとして提供したり、地域内の美術館やホテルでアートの展覧会や即売会などができる地域にしたい」と語った。
また、国内最高の観光リゾート地と最先端の首都機能を融合させた「富士五湖自然首都圏構想」実現に向けて、18日に知事を本部長とする富士五湖自然首都圏構想庁内推進本部を立ち上げ、自然首都圏の実現を強力に推進していくことも表明した。
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⇒山梨県公式ホームページの会見録
※会見の翌日以降にアップロードされます。