2023年3月9日 臨時記者会見

 新型コロナウイルス 協力要請の改訂 ~ウィズコロナ社会への移行に向けて~

 長崎知事は9日、臨時の記者会見を開き、新型コロナウイルスに関する協力要請を改訂することを発表した。政府の対策本部でマスク着用の考え方が見直され、13日から適用されることを反映させるもの。グリーン・ゾーン認証基準や来庁者への対応基準についても、協力要請と同様に改訂した。

■マスク着用の考え方見直しへの対応

▽協力要請の変更点

マスク着用について、政府の方針が「着用は個人の判断に委ねる」に改められることを受け、原則的に「自らを感染から守るための行動」とし、感染しやすい場面を必要最小限に特定した上で着用をお願いする。

・その上で、重症化リスクの高い方々を感染から守る観点から、医療機関や高齢者施設などにおいて着用する場合や、自身に発熱等の症状がある場合、あるいは御自身かその同居家族が検査陽性となっているケースで、やむを得ず外出せざるを得ないような時に着用する場合もマスクを着用すべき場面と想定。

・「在宅勤務や時差出勤など、人との接触を低減する取り組みの実施」などの項目については、日常回復に向けて行動制約を必要最小限とする観点から撤廃。

・5類感染症に引き下げられる前日の5月7日まで延長。

▽グリーン・ゾーン認証基準の改定

 ・「利用者の飲食時以外のマスクの着用」及び「従業員のマスク着用を遵守」の文言削除。

▽県庁来庁者への対応

 ・庁舎のエリアごとに、現場を預かる所属長が、マスク着用をお願いする場合を個別にきめ細かく判断。

 ・本庁舎では、一律にはマスク着用を求めない。ただし、重症化リスクの高い方に感染させない配慮として、必要に応じ御来庁の皆様にマスク着用を依頼する場合がある。

 また、5類感染症への引き下げの対応として、国の基本的対処方針に基づく第三者認証制度がなくなることを受けたグリーン・ゾーン認証制度の見直しや、限られた医療機関による「特別な対応」から、幅広い医療機関で患者さんを診ていただく「通常の対応」への医療提供体制の移行検討を行うことも表明した。

  知事は「ウィズコロナ社会への本格的な移行を目前に控え、本協力要請に基づく感染防止対策の展開も、いよいよ最終フェーズに入ってきた。県民の皆様には、これまでの御理解と御協力に対し、心より感謝を申し上げる。山梨県は今後も、必要とする人に必要な医療を届けるという大原則を堅持していく」と述べた。


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※会見の翌日以降にアップロードされます。 

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