2022年8月23日 定例記者会見
① 新型コロナウイルス感染症 救急医療体制のひっ迫を回避するために
長崎幸太郎知事は23日の記者会見で、直近1週間の新規感染者数が9349人で過去最多となったことや、病床使用率が51.2%と高止まっていること、療養者数が9900人を超えていることを挙げ、最大限の警戒感を持って対応すべき状況にあるという認識を示した。
その上で、これまでに進展のあった対策として次の4点を報告した。
▽ワクチン接種
・8月は大規模接種センターで3500人以上が接種し、そのうち3割超は10代
・9月にも大型ショッピングセンターに大規模接種センターを計13回設置
・山梨大学医学部附属病院に、医療従事者や施設従事者のための接種枠を4800人分確保
▽医療提供体制の強化
・ホームケア協力医に、韮崎市立病院から12人、山梨赤十字病院から1人が登録し、総勢210人体制を構築
▽市販解熱薬配送事業
・深夜に自身で解熱薬を買いに行けない方を対象に、解熱薬を自宅に配送する事業を、8月29日から開始
▽高齢者施設へのエアロゾル感染対策
・高齢者施設・障害者施設・保育所等に対し、空気清浄機やCO2濃度測定器等の導入を助成する制度を創設
また会見に先立ち、重点医療機関等と共同で「山梨の医療を守るためのメッセージ」を発信し、「医療のひっ迫状況が極めて厳しい状況にある中で、限りある医療資源で大切な命を守るため、安易な夜間受診や救急要請を控え、真に医療を必要とする人が適切な医療を受けられるようにしてほしい」と訴えた。
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⇒山梨県公式ホームページの会見録
※会見の翌日以降にアップロードされます。