2022年7月26日 定例記者会見

① 新型コロナウイルス感染症 ―感染の急拡大への対応策を発表

 長崎幸太郎知事は26日の記者会見で、直近一週間の新規感染者数が5412人で前週比2倍に急増し、病床使用率も38%となるなど警戒すべき水準にあるという認識を示した。

 このような状況下でも、「必要とする人に必要な医療を届ける体制を堅持し、県民の命を守り抜く」という基本方針で、次の3点に注力すると語った。

 ①限られた医療資源を必要な方に的確に振り向けられるよう、機動的かつきめ細かい見直しを行う

 ②提供可能な医療資源そのものの増強に努める

 ③感染から身を守るためのワクチン接種の機会を十分に提供する

 

具体的な取り組みとしては、

 ▽ホームケア協力医に、県立中央病院からの12人を新規登録。ほかに20ヶ所近い病院で前向きに検討中

 ▽重症化リスクの低い患者について、対策本部の看護師が健康情報を確認するホームケア・ライトを創設

 ▽山梨病院で新たに10床を確保し、病床の最大確保数を399床に強化

 ▽本日付で、病床確保フェーズを4から5に切り替え、確保済みの399床をフルに運用

 ▽国の運用に合わせて、濃厚接触者の待機期間を5日間に短縮し、2日目・3日目に無料の抗原定性検査を実施

 ▽8月に県内3ヶ所で予約不要のワクチン大規模接種会場を設置。JAを会場とした巡回接種も全10ヶ所で実施。

 など、可能な限りの対応を行っていることを説明した。

 一方で、最近の感染拡大を背景に大規模接種センターでの接種者が連日500人を超えていることや、接種者の3割を10代の若者が占めていることを紹介し、非常に心強く思うと述べた。

 また、感染者が爆発的に増加している状況で医療崩壊を起こさせないために、これまでコロナを診ていない医療機関に対して、発熱患者等の緊急搬送や、ホームケア患者の外来受診などへの協力を呼びかけた。

 県民に対しても、軽い発熱など軽度の症状の方は、夜間・休日の救急外来ではなく、平日の日中に受診することや、救急車を呼ぶかどうか迷う場合は、119番通報の前に「受診・相談センター」に相談することを呼びかけた。

 最後に、これまでと同様に適切なマスク着用や喚起などの感染防止対策を徹底することに加えて、誰でもコロナにかかる可能性がある中で、ホームケアで医療につなぐまでの間をしのぐため、急な発熱等に備えて自宅に解熱剤を用意することを推奨した。

 

② 新たなふるさと納税返礼品 -県オリジナル品種「甲斐ベリー7」がもらえる!

 知事は記者会見で、県が育成したオリジナルのブドウ品種「甲斐ベリー7」を、ふるさと納税の返礼品にすることを発表した。

 甲斐ベリー7は、シャインマスカットから開発された赤系ブドウの新品種で、消費者からの注目度も高い一品。

 市場への本格的な出荷は令和6年を予定しているが、今年度、ふるさと納税の返礼品として50房限定で提供することとなった。

 寄付金額は、甲斐ベリー7の1房詰めが10万円シャインマスカットとの2房詰めが12万円となっている。

 ふるさと納税サイト「さとふる」で本日から8月20日まで寄付者を募集、8月下旬から発送を予定している。

 知事は「私も試食したが、本当にびっくりするようなおいしさなので、ぜひ味わってもらいたい」と話した。

全文をご覧になりたい場合には、こちらからどうぞ
山梨県公式ホームページの会見録      
※会見の翌日以降にアップロードされます。 

 

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