2022年6月2日 臨時記者会見
① やまなしハイドロジェンカンパニーのNEDOの国際実証事業採択 ―やまなしモデルP2Gシステムの海外展開に向けた第一歩
長崎幸太郎知事は2日、県などが設立した合弁企業「やまなしハイドロジェンカンパニー」が計画している再エネ導入調査が、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の国際実証事業に採択されたことを公表した。
事業内容は、県が民間企業と開発した世界最先端の技術を導入した水電解装置によりグリーン水素を製造・利用する「やまなしモデルP2Gシステム」による「燃料の非化石化」について海外の大規模な工場における実現性の調査・研究を行うもの。
具体的には、大手自動車メーカーのスズキ株式会社のインドにある子会社「マルチ・スズキ・インディア」のマネサール工場内での熱運用システムの構築を検討する。 知事は「世界中でカーボンフリー化が猛烈な勢いで進んでおり、グリーン水素の価値は今後ますます高まる。この事業を通して「やまなしモデルP2Gシステム」を国内外へ展開し、水素エネルギー分野のトップランナーとしての本県の地位を揺るぎないものにしたい」と決意を語った。