2025年9月10日 知事記者会見

1 持続的な賃上げの実現に向けた支援など77億円/9月補正予算案を公表

 知事は9月10日の記者会見で、9月議会に提案する議案を説明した。

提出するのは、予算案3件、条例案7件などで、補正予算額は一般会計で約77億円の規模。主な内容は次のとおり。

① 持続的な賃上げの実現に向けた支援

来年度以降、更に高い水準の最低賃金を目指し、企業が賃上げ原資をしっかりと確保できるよう、「設備整備」、「DX導入」、「経営指導」の3つの観点から支援を行い、企業の生産性向上を支え、賃上げを強力に後押しする。

② 人口減少危機対策

不妊治療の支援に関する調査の声を反映し、保険が適用されない特定不妊治療等の医療費を助成し、治療に取り組む夫婦などの経済的負担を軽くする。

また、子どもを望む誰もが安心して妊娠・出産できるよう、将来の妊娠・出産に備えた健康管理等の支援体制を確保する。

③ 早朝特急の定期運行に向けた取り組み 早朝特急の定期運行を実現し、人口転出の抑制や移住・定住につなげるため、来年度から早朝特急を利用して新宿駅や東京駅まで通学する学生などを対象に、定期券の補助に加え、特急料金の一部を支援する。

2 「声」でつながる支援の輪/ポッドキャスト番組の配信開始

 知事は、9月11日より、ポッドキャスト番組「やまなし♥つながる時間 ~気づき、つながり、支え合う~」の配信を開始することを公表した。

 ケアラーやひきこもりなど、困難な状況にある人々に寄り添い、支援につながるきっかけを提供することとしている。

 初回配信は、介護福祉士の資格を持つお笑いコンビ「メイプル超合金」の安藤なつさんをゲストに迎え、自身の経験や思いを笑いも交えながら語る内容。今後は、リスナーから寄せられた体験談や県の支援策などを紹介するコーナーを予定している。

 知事は、「ポッドキャストの活用という珍しい取り組みになるが、いろいろな手段を活用して支援につなげていきたい。ぜひ聞いていただきたい。」と述べた。

3 山梨県民地域貢献者表彰13人が受賞/地域に根ざした功績をたたえる

 知事は、山梨県民地域貢献者表彰の本年度受賞者を発表した。地域に根ざした活動を長年にわたり続け、幅広い分野で貢献してきた個人をたたえるもので、昨年度に続き、過去最多の13人が受賞した。

 今回選ばれた13人のうち3人が女性。受賞者の役職年数の合計は25年から70年にわたり、いずれも地域振興に貢献してきた。

 また、県に対して特別な協力や貢献を行った個人2名と団体3組に感謝状を贈呈することも発表。表彰式は10月17日に開催される。

全文をご覧になりたい場合には、こちらからどうぞ
山梨県公式ホームページの会見録      
※会見の翌日以降にアップロードされます。 

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