2023年8月31日 定例記者会見

① 地域貢献者表彰受賞者を発表 ~今年は7名を表彰へ~  

 長崎知事は31日の記者会見で、今年度の地域貢献者表彰を7名の方に贈ることを公表した。

 地域貢献者表彰は複数の分野で幅広く活躍した方を対象に、活動に光をあて功績を広く伝えるもので、知事は7名について「いずれも長きにわたり地域を支えてこられた、本表彰にふさわしい方々」としている。表彰式は9月11日に行われる予定。

② 犯罪被害者等支援計画を策定 ~今後4年間で90の施策を想定~ 

 長崎知事は会見で、犯罪被害者等支援計画を策定したことを報告した。

 令和5年度から8年度までの4年間を計画期間とし、「総合的な支援体制の整備」、「被害の回復や負担の軽減に向けたきめ細かな支援」、「理解を深め支援を広げる社会の形成」を柱に、90の具体的な施策を盛り込んだ。

 知事は「今回は支援の足場固めが重要なので、連携協力を強化するための支援体制の整備に重点を置いた」と計画に込めた思いを説明した。

 なお、経済的な支援策については、9月議会への予算計上を目指して具体的な検討を行っている。

③ 県立大学への大学院設置を認可 ~全国初、児童虐待に対応する人材を養成~ 

 長崎知事は会見で、県が申請していた県立大学への子ども家庭福祉大学院について、国の審議会から設置認可の答申がなされたことを報告した。

 全国初となる、児童虐待に対応する専門家を育成する大学院を設置しようというもので、今年3月に県から設置申請を行っていた。

 知事は「児童虐待に対応する職員の専門性向上は喫緊の課題。対応の中心的な役割を担う人材を養成できるよう、来年4月に向けて開学の準備を進める」と語った。

④ 水素燃料電池産業への参入を後押し ~産業支援機構に支援窓口を設置~ 

 長崎知事は会見で、9月1日にやまなし産業支援機構に水素燃料電池関連産業への参入を支援する窓口を設置することを公表した。

 支援窓口では、パナソニックで燃料電池部門の責任者を務めた清水俊克氏をスーパーバイザーに迎え、市場分析や企業訪問、マッチング支援など参入希望企業の状況に応じた伴走支援を行う。

⑤ 山梨の農業は絶好調! ~農業生産額は30年ぶりの高水準、果実は過去最高~ 

 長崎知事は会見で、県内農業の生産額などの成果を公表した。

 まず、令和4年の農業生産額は前年比103.4%の1139億円弱で、平成4年以来30年ぶりの高水準となった。中でも果実生産が好調で、昭和29年以降過去最高額の713億円。水産業も好調で、前年比113.3%の13億円弱と、平成10年以降で最高額を記録した。

 令和4年の果実輸出額も20億7千万円で、初めて20億円を突破し、過去最高であった令和3年の記録を更新した。

 また、データ農業の成果についても、シャインマスカットについては10アールあたり1.3トンだった収量が2トンに、キュウリについては10アールあたり16トンだった収量が44トンに増加したと報告した。

 知事は「引き続き生産・流通・販売の三位一体の高度化を進め、生産者所得向上につなげていきたい」と語った。

⑥ 新品種のブドウ、名前は「サンシャインレッド」 ~シャインマスカットの血を受け継いだ赤いブドウ~ 

 長崎知事は会見で、県が開発した新品種のブドウ「甲斐ベリー7」を今後は「サンシャインレッド」の名称で販売していくことを報告した。

 「サンシャイン」は日照時間日本一の山梨で育んだブドウであること、「シャインレッド」はシャインマスカットの血を受け継いだ赤いブドウであることを表現している。

 国内で商標登録されたほか、海外でも商標登録を進めている。

 知事は「シャインマスカットのような甘みに加えて、香りが高いのが特徴。ぜひ多くの方に味わってもらいたい」と語った。

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山梨県公式ホームページの会見録      
※会見の翌日以降にアップロードされます。 

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