2022年11月9日 臨時記者会見

① 新型コロナウイルス感染症の状況 ~第8波に備え、先手で対応~

 知事は9日、臨時の記者会見を開き、病床使用率が20%を超える水準に到達したことや、2日続けて700人台の新規感染者が確認されたことなどから、山梨県は第8波に突入したという認識を示した。現状では、直ちに医療提供体制がひっ迫する恐れはないものの、早晩苦しくなってくることが見込まれるので一層の警戒感を持って臨む必要があるとした。

 新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行については、国の試算によると本県では1日あたり5000人近い発熱患者が発生する可能性があり、その場合は医療提供体制のキャパシティを超え、発熱外来や救急医療体制がひっ迫し、医療機関の受診がままならなくなるという懸念を示した。

 こうした事態に備えるため、医療崩壊を起こさない外来診療・療養の流れの確立や、相談体制の強化、発熱外来の対応力強化について、専門家会議や医師会などと検討を進めており、次回14日の記者会見で詳細を報告するとした。

 県民に対しては、①定期的な換気の徹底、②三密の回避と感染対策の取られていない施設の利用を避けること、③不織布マスクの着用や手指消毒などの基本的な感染防止対策の徹底、を呼びかけた。

 また、依然として感染者に占める10代以下の割合が多いが、感染源は学校などではなく家庭であることがほとんどであることを指摘したうえで、家庭内で対策を徹底するよう要請した。あわせて、この世代のワクチン接種率が低いことから、早期の接種を検討するよう求めた。

その他の世代に対しても、なるべく早くオミクロン株対応ワクチンの接種を完了するよう呼びかけた。

 最後に知事は「感染拡大自体は避けられないが、その山を少しでも低く短くするため県民の皆さんのご理解ご協力をお願いする」と述べた。

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山梨県公式ホームページの会見録      
※会見の翌日以降にアップロードされます。 

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