2022年10月25日 定例記者会見

① 新型コロナウイルス感染症対策 ―日常の回復に向け着実な一歩を踏み出す

 知事は、25日の記者会見で直近1週間の新規感染者数が前週より115人の増加となっているものの、5日連続で前週同日を下回っていることから、「一進一退の状況」という認識を示すとともに、現在の対策の進捗状況を報告した。

 ワクチン接種については、オミクロン株対応ワクチンの接種間隔が5ヶ月から3ヶ月に短縮されたことを受け、年内に新しいワクチンを接種可能な方が県内では66万5千人になると説明。11月にはBA.5対応のワクチンの接種も開始されるため、年内になるべく多くの方に接種してもらいたいと呼びかけた。また、小児のワクチン接種が努力義務化されたことを踏まえ、保護者の不安解消を図るための学校医による説明を、できるだけ早い時期に各学校で行えるよう準備を進めていることを説明した。

 グリーン・ゾーン認証については、新たに感染拡大の状況に応じて以下の3段階のレベルに分けて運用を開始するとした。

レベル1感染が小康状態で医療提供体制に余力がある状態で、グループ内のパーティションを外すことや、大皿での料理の提供、お酌が可能となる。

レベル2感染が拡大し病床使用率が30%を超える状態で、これまでと同様の対策を求める。

レベル3感染爆発が起き病床使用率が50%を超える状態で、会食人数の制限やまん延防止等重点措置・緊急事態宣言時の対応など、より厳しい対策を必要に応じて実施する。

 知事は会見で「感染状況に応じたメリハリのある対策を行い、日常の回復を目指す必要がある」との考え方を示した。なお、新しい基準に照らすと現状はレベル1に該当するため、本日から対策の緩和を実施することとなる。

② 県民栄誉賞の表彰式が決定 ―信玄公祭りで表彰式とパレード

 知事は会見で、ヴァンフォーレ甲府への県民栄誉賞の表彰式を、信玄公祭りに合わせて行うことを明らかにした。

 10月29日の午後に、優勝報告と表彰式を県庁内で実施した後、ヴァンフォーレ甲府の選手たちが平和通りをパレードする方向で検討している。

 詳細については関係機関と検討しており、決まり次第HP等で公表する。

③ 軍用機による飛行訓練に関する防衛省からの説明について 

 知事は会見で、今月4日に防衛省に要請した米軍機の空中給油訓練に関する事実確認等について、本日回答があったことを明らかにした。

 回答では、3月23日に甲府市上空で訓練中の米軍機による空中給油が行われた事実が確認されたとのこと。

 知事は「昨今の国際情勢から国の防衛政策が重要であることは理解するが、県民生活に悪影響を与えることがあってはならない」とした上で、国に対しては、県民が不安を感じることがないよう適切な対応を求めたと語った。

④ 県が開発した赤ワイン用ブドウ品種の公表について

 知事は会見で、メルロとピノ・ノワールを掛け合わせて県が独自に開発した赤ワイン用のブドウの名称を「ソワノワール」に決定したと発表した。ソワノワールから造られたワインは、色が濃く、果実の香りが強いふくよかでなめらかな味わいであると、林真理子、田崎眞也両ワイン県副知事などから高い評価を受けた。今後は県内ワイナリーと連携し、早期の産地化を進めていく。

全文をご覧になりたい場合には、こちらからどうぞ
山梨県公式ホームページの会見録      
※会見の翌日以降にアップロードされます。 

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