
2025年7月2日 知事記者会見

1 夏休みに向けて1ヶ月分の食べ物を緊急支援/生活困窮世帯の小中高校生が対象
知事は7月2日の記者会見で、子どもの緊急食料支援事業の申請受付を本日から開始したことを公表した。
申込みがあった生活困窮世帯の小中高校生を対象に、1ヵ月分(31食分)の食料を無償で配送するもので、乾麺などの主食、肉・魚の缶詰、野菜ジュースなどを組み合わせて送る。
①県のホームページから申請書類をダウンロードするか、②QRコードから申込フォームに必要事項を入力すると郵送されてくる申請書類に記入して、郵送することで申し込みができる。
知事は、「この事業は夏休みに向けた緊急的なものであり、恒久的な支援スキームについても早急に議論を進めていきたい」と述べた。
※申請方法や申請書類等については、以下をご覧ください。

2 世界初の実証実験を開始/「やまなしカーボンフリー農業」始動
知事は、温室効果ガスの排出削減を目指す「やまなしカーボンフリー農業」の一環として、世界初となる2つの実証実験を開始することを公表した。
1つ目の実証実験は、7月中旬から果樹試験場で始まる。ブドウ園の上部に「有機薄膜(はくまく)太陽電池」と呼ばれる次世代型の太陽電池を設置し、得られた電力をブドウの着色向上に利用する世界初の試みとなる。
2つ目の実証実験は来年2月に始まる。米倉山で製造されたグリーン水素を使い、農業用ハウスを加温してシャインマスカットを栽培する。
知事は、「ブドウの収穫期を迎える8月下旬には、私と一緒に、皆様にも現地をご覧いただきたい」と述べた。
3 孤独・孤立の実態調査結果を公表/県独自の調査を初実施
知事は、県が独自に実施した「孤独・孤立の実態調査」の結果を公表した。
今後、調査結果を踏まえ、官民連携による体制強化や、当事者に届く情報発信の充実など必要な対策を市町村など関係機関とともに検討していく。
調査結果によると、回答者の約3人に1人が何らかの孤独感を抱えていることが判明。特に「困ったときに頼れる人がいない」と答えた人のうち、7割以上が孤独を感じているという深刻な実態が浮かび上がった。
知事は、「今回、県民の皆様の実情が、孤独・孤立という切り口では初めて明らかになったので、得られた知見を市町村や支援を行う関係機関などと共有し、対策を考え、実行していく」と述べた。
全文をご覧になりたい場合には、こちらからどうぞ
⇒山梨県公式ホームページの会見録
※会見の翌日以降にアップロードされます。