2024年11月26日　知事記者会見

１　25人学級　小学校5年生以降も／教師不足にも対応策

知事は11月26日の記者会見で、来年度から小学校5年生に25人学級を拡大し、令和8年度には6年生まで適用させていく方針を発表した。少人数教育推進検討委員会の議論を経て具体策やコンセンサスを得るとともに、財源についても「教育環境・介護基盤整備基金」と電気事業会計からの繰入金で実現可能と判断。2月議会で予算案を提出し、議会の承認を得ることとしている。

4年生まで実施してきた25人学級は、「子どもたち一人ひとりにきめ細かな指導ができるようになった」「教師の負担軽減にもつながっていること」などと、学校現場や保護者から好意的に受け止められている。

少人数教育検討委員会では、5年生以降も25人学級を推進すべきとの意見が多く、報告書にもその方向性が示された。特に、教師不足の中で少人数教育を進める具体策について、教師が不足する間は、25人学級の制度は維持しながら、教師が確保できる範囲で国の基準よりも少ない少人数教育を実施することや、クラスを増やさずに教師を追加配置するアクティブクラスの柔軟な運用が提案されている。県はこれらのアイデアを取り入れ、少人数教育を進めていく方針。

また、教師不足への対応のため、国に教師の処遇改善を要望するとともに、市町村にも教師の確保に協力を依頼しているという。

知事は「教育は山梨の未来をつくるものであり、全ての子どもたちの可能性を引き出す教育環境をつくっていきたい」と述べた。

全文をご覧になりたい場合には、こちらからどうぞ
⇒山梨県公式ホームページの会見録　　　　　　
※会見の翌日以降にアップロードされます。