健康・安全と共生社会
まん延防止等重点措置を山梨県が「要請しない」3つの理由
山梨県は関東甲信越で唯一、まん延防止等重点措置を国に要請しなかった。その理由と狙いはどこにあるのか。長崎幸太郎知事に真意を聞いた。
山梨県は関東甲信越で唯一、まん延防止等重点措置を国に要請しなかった。その理由と狙いはどこにあるのか。長崎幸太郎知事に真意を聞いた。
山梨県は1月20日、従来の方針を180度転換させ、自宅療養を積極的に勧める新たなシステム「やまなしホームケア」を発表した。庁内で準備を始めて実施に移すまで、わずか1週間。関係者が口をそろえる「全力疾走」の実態を追った。
長崎幸太郎知事は1月23日の記者会見で、ワクチン2回目未接種者に対し、不要不急の外出自粛を要請した。この発言に対し、差別を助長しかねないとSNSで批判が相次ぎ、炎上した。要請に至る経緯を関係者の話で振り返り、あらためて発言の真意を知事に聞いた。
感染予防を目的とした山梨県独自の「やまなしグリーン・ゾーン認証」。認証店は9割にのぼる。いまでこそ、多くの店舗で支持されるまでになったが、その道のりは決して平坦ではなかった。現在に至る紆余曲折を追った。