2024年1月25日 定例記者会見
① 長期的な支援を全力で/能登半島地震への支援状況を報告
知事は25日の記者会見で、「令和6年能登半島地震」の被災地への支援状況について報告した。
県は、長期的な支援を最大限行うため、「能登半島地震山梨県災害対策支援本部」を設置し、被災地が真に求める支援について役割を明確にした上で、全庁を挙げて取り組んでいる。
これまで、人的支援として、DMAT(災害派遣医療チーム)24隊、DPAT(災害派遣精神医療チーム)3隊、DHEAT(災害時健康危機管理支援チーム)1隊を派遣。
そのほか、事務職員を県・市町村合わせて80人、保健師等36人を順次派遣し、支援物資の管理や避難所における被災者の健康支援を行っている。
さらに、被災建築物応急危険度判定士を甲府市と合わせ8人派遣し、建築物の危険度判定を行った。
加えて、25日から、山梨県薬剤師会が調剤設備がある車両と薬剤師チームを派遣することを報告した。
物的な支援では、本県独自の取り組みとして、段ボール製の「ペット用簡易ケージ」を山梨県獣医師会を通じて提供するとともに、陰圧装置を備えた医療コンテナ2基を派遣した。
また、甚大な被害を受けた日本航空高校石川への支援として、野球部、バレー部及びラグビー部の練習場を確保したことも報告した。
② 県内初 ホテル鐘山苑が国際的評価を取得/健康・安全に対応した施設の認定制度
知事は記者会見で、やまなしグリーン・ゾーンプレミアム認証施設であるホテル鐘山苑が、「健康・安全に対応した施設であることを認定する国際的評価」であるWell Health-Safety Ratingを、県内施設として初めて取得したことを報告した。
この制度は、新型コロナウイルス発生後に米国の公益法人であるIWBIにより創設された国際的な評価システムで、国内外の多くの方から選ばれる地域を目指し、県が取得を支援してきた。認定取得により安心・快適に過ごせる施設であるという評価が一層高まることが期待できる。
知事は「県としても、県内にこうした施設があることを広くPRし、本県が感染症に対し安心・安全な地域であることを周知したい。あわせて、この取得効果を検証し、今後の取り組みに生かしたい」と語った。
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※会見の翌日以降にアップロードされます。