2023年6月6日 定例記者会見
① 6月補正予算案を公表 ~「ふるさと強靱化」と「開の国づくり」を加速~
長崎知事は6日の記者会見で、6月議会に提案予定の補正予算案について説明した。
令和5年度は1月に知事選があったため、6月補正予算で政策的予算を計上し、知事選で公約に掲げた「ふるさと強靱化」と「開の国づくり」の実現に向けて積極的に事業費を盛り込んだ。規模は過去最大規模の500億円超を見込んでいる 。
知事は「県民一人ひとりに豊かさの実感を届けることが根本目標。そのためには、安心して暮らせる土台を作る「ふるさと強靱化」と、多様な個性の集合知で山梨の豊かさを追求する「開の国づくり」を通じて、県民に豊かさと幸福を届ける」と補正予算に込めた思いを語った。
補正予算の主なものは次のとおり。
■物価高騰対策
▽医療機関や福祉施設の光熱費や食費高騰分を支援
▽介護施設などの職員の賃上げに対する支援
■ふるさと強靱化
▽防災減災、国土強靱化を図るため、公共事業を追加補正
▽コロナの5類移行後も必要な人に必要な医療を届ける体制を構築
▽物価高騰、エネルギー高騰などにも、しなやかに対応できる経済基盤の構築
▽「子育て」を孤立させない切れ目のない支援や、誰一人取り残されることのない包摂性のある社会 づくり
■開の国づくり
▽上質な観光地に最先端の首都圏機能を融合した、世界に類を見ない先進的地域を目指す「自然首都圏」の創出
▽人材の育成と企業の収益向上、賃金アップが好循環する「豊かさ共創社会」に向けた人財づくり
▽将来の見通しに確信と安心を持てるよう、将来にわたり安定的に利益を得られる経済体質の獲得
② 信玄公役に冨永愛さんを起用
知事は会見で、10月に開催する信玄公祭りの信玄公役に、モデル・俳優の冨永愛さんを起用することを明らかにした。信玄公役を女性が務めるのは史上初となる。
10代の頃からトップモデルとして活躍してきたが、最近ではエシカルライフやSDGs関連の取り組みにも活動の場を広げているほか、歴史ドラマ「大奥」で演じた八代将軍吉宗役も話題になった。
知事は「変化を恐れずあらゆる可能性に挑戦する姿勢が、本県の目指す『開の国』の理念と合う」と冨永さんを起用した理由を語った。
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⇒山梨県公式ホームページの会見録
※会見の翌日以降にアップロードされます。