2023年11月22日 定例記者会見
① 北杜市内の産廃問題で第三者委を設置 県HPで情報提供を呼びかけ
南アルプス市の解体工事会社が法律の上限を超える廃材を北杜市に運び込んでいた問題について、長崎知事は22日の記者会見で、第三者委員会を設置したことを報告した。設置は11月20日付。
委員会は、行政処分や産業廃棄物管理に詳しい大学教授や弁護士ら5人で構成され、県のこれまでの指導のあり方について検証する。
第1回の委員会は11月27日に開催される。
また県は、地域住民からの情報を検証の参考としたいとして、県ホームページに入力フォームを開設し、情報提供を呼びかけている。
② ストップ“悪質”返礼品! ハイクオリティ県産果実を届けるために協議会設立
長崎知事は会見で、シャインマスカットをはじめとする県産果実のふるさと納税返礼品について、一部の事業者が品質の悪い品物が送付する事案が発生しているとして、返礼品のクオリティを確保するための方策を検討・実施する協議会を立ち上げると発表した。協議会は県・市町村・ふるさと納税運営企業で構成される。
知事は「これまで築き上げてきた県産果実のブランド価値を一瞬にしておとしめ、また、生産者の努力を踏みにじるもので極めて遺憾だ。信頼回復に向けて、高品質な県産果実を確実にお届けする仕組みづくりに取り組む」と語った。
③ 生成AIで施策立案や業務効率化 庁内で日常的に活用へ
長崎知事は会見で、県職員が生成AIを日常的に活用できる環境を整えたと報告した。
県は6月から生成AIを試験的に導入し、有効性や活用方法を研究してきた。その結果、施策立案や業務効率化に極めて有効であることが確認できたとして、12月1日から全庁的に利用を開始する。
まずは政策アイデアの生成や文書の校正などに活用し、その後、議会答弁のたたき台の作成といった県固有のデータを踏まえた業務に活用できるようにする。
知事は、「生成AIを積極的に活用して行政サービスの向上や業務効率化を図るとともに、県が蓄積したノウハウを広く周知し、県下全域に波及させていきたい」と語った。
④ スキル・企業収益・賃金の“スリーアップ”をめざして やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ講座、申し込みスタート
長崎知事は会見で、働く人のスキルアップ拠点となる「やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ」を来年1月に開講すると発表した。
県は3月、豊かさ共創社会の実現に向けて、「働く人のスキルアップ」「企業の収益アップ」「賃金アップ」のスリーアップの好循環をめざし、「やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ構想」をまとめた。
構想の核となる「やまなしキャリアアップ・ユニバーシティ」は、①経営マネジメント講座 ②DX実践講座 ③ホスピタリティ・共感力講座、の3講座を開講するとともに、講座の受講を受講者や企業の価値向上につなげるため、キャリアコンサルタントなどがきめ細かな伴走支援をすることにしている。
*受講の申し込みは、やまなしキャリアアップ・ユニバーシティのポータルサイトからできます。
下記のやまなしキャリアアップ・ユニバーシティのポータルサイトにアクセスし、ページ最下部にある「おすすめ講座」から受講したい講座を選んでクリック。<申し込みはこちら>をクリックすると、入力画面が表示されます。
https://yamanashi-cuu.jp/
全文をご覧になりたい場合には、こちらからどうぞ
⇒山梨県公式ホームページの会見録
※会見の翌日以降にアップロードされます。