教育・子育て
「夏休みが怖い」その声に、山梨県が動いた 緊急食料支援の舞台裏
「いつも夏休みが恐ろしくて本当に困っていました」。これは山梨県の食料支援を受けた、ある親から寄せられた声だ。山梨県が前例のない「子どもの緊急食料支援事業」に乗り出した背景には、そんな悲痛な声があった。
「いつも夏休みが恐ろしくて本当に困っていました」。これは山梨県の食料支援を受けた、ある親から寄せられた声だ。山梨県が前例のない「子どもの緊急食料支援事業」に乗り出した背景には、そんな悲痛な声があった。
虐待や貧困、親との死別など、さまざまな事情から児童養護施設で育った子どもたち。施設を退所したあと、経済的な困窮や孤立に追い込まれやすいのが現状だ。そんな若者たちの自立を支える、若者自立サポートセンター「いっぽ」を運営する山川真朱美さんの姿を追った。
虐待は子どもの人生に深い影響を及ぼすが、適切な支援があれば前向きに生きていくこともできる。そのためには高度な専門性を持つ支援者が必要だ。2024年4月、山梨県立大学大学院に全国初となる「人間福祉学研究科」が開設され、虐待対応に特化した人材育成が始まった。