健康・安全と共生社会
「移動式地域食堂」においでよ! 孤立する高齢者を「食」を通して見守る
高齢化が急速に進み、一人暮らし世帯が増えていく――。この静かな危機に対し、山梨県は「食」という最も身近なフックを使って、地域コミュニティの再構築に挑み始めた。その名も「移動式地域食堂」。キッチンカーが運ぶのは、「温かくておいしい食事」だけではない。
高齢化が急速に進み、一人暮らし世帯が増えていく――。この静かな危機に対し、山梨県は「食」という最も身近なフックを使って、地域コミュニティの再構築に挑み始めた。その名も「移動式地域食堂」。キッチンカーが運ぶのは、「温かくておいしい食事」だけではない。
「いつも夏休みが恐ろしくて本当に困っていました」。これは山梨県の食料支援を受けた、ある親から寄せられた声だ。山梨県が前例のない「子どもの緊急食料支援事業」に乗り出した背景には、そんな悲痛な声があった。
子どもからお年寄りまで多世代が集まる場所をつくりたい。そんな想いで地域食堂を運営している男性がいる。合同会社にじいろのわ代表の日向大輔さんだ。明確な夢も目標もなかったという日向さんを少しずつ変えたのは、一つひとつの縁だった。